千葉在来普及協議会

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 当会は千葉県産そば在来種「千葉在来」の原種育成と普及を目的に設立されました。

 

 「千葉在来」は千葉市若葉区野呂町の土屋徳多郎氏の御祖父が埼玉県越谷から明治年間に野呂町に持ち込んだそばで、以来三代百数十年に亘って同地で栽培が続けられた在来品種です。

 

 千葉県農業研究員であった長谷川理成先生が、農業指導で同氏を訪ねた時に偶然その話を聞いて、現地で固有の在来品種になっている可能性があると直感して研究をしたところ、特性が判明したものです。

 

 数年の間は千葉県農業総合研究センターで品種保存・原原種の育成を試みていましたが、費用対効果の点で育成を断念することを聞き及び、民間で貴重な遺伝資源を保存し、原種育成を行おうと立ち上げたのが当会です。

 

 「千葉在来」は食味テストで、今全国で一番人気の「常陸秋そば」を若干上回る成績を残しています。また、日光そば祭り等の各地で行ったイベント、試食会においても食味の良さが確認されています。

 

 当会はこれ迄「野呂在来」の名称で普及に努めてきましたが、今回、全国ブランドとして展開していくに当たり、千葉県全域から栽培したいとの希望が多く事務局へ寄せられ、野呂地域という狭いエリアから千葉県全域に栽培を広げるに当たり、命名した長谷川先生の御理解も得られ、「野呂在来」が千葉県を代表するそば在来品種であることから、名称を「千葉在来」といたすことになりました。

 

 なお、学術上の名称は、これまでの通り「野呂在来」であることを申し添えます。

 

 是非御理解とご協力を御願い致します。